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ご報告

7月24日、エミレート号が亡くなりました。
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エミレートは2006年8月3日 ホーストラストの設立当初にやってきて、ずっと一緒に過ごしてきた馬です。

入厩時より右前蹄の蹄叉腐爛(蹄の病気。蹄叉の角質が腐敗する)がひどく、蹄の白線部に3ヶ所空洞ができていました。
到着翌日から、洗浄・消毒をし、蹄底にゴムパッドを敷き、使い捨てバンテージを巻いて放牧をしていました。
治療の時間が長くなっても、肢を上げたままじっと待っていてくれて、とても利口な馬、という印象でした。

右前蹄は体重をかけると痛むようで、肢をひきずりながら毎日放牧地の端っこまで草を食べに出かけていました。

装蹄師さんや獣医さんと薬や装蹄など試行錯誤をしながら治療を続けてきました。
蹄鉄を履かせたり、蹄壁を削って患部に直接薬を湿布できるようにしたり、蹄鉄を外してブーツを履かせたり・・・装蹄師さんもエミレートの症状に合わせて色々な鉄を作ってくださいました。
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でも、少しずつ少しずつ悪化していく症状を止めることはできませんでした。
エミレートの蹄の組織を診て下さった先生によると、治療法があるとすれば、一度蹄壁を全てはがし、完全無菌状態で蹄が伸びるのを待つしかない、とのことでした。完全無菌状態。厩舎で飼ってもほぼ不可能です。

「このまま症状が進んで、蹄骨が抜けてしまったら安楽死にせざるを得ない」ということを、早い段階で馬主さんと話し合っていました。

当のエミレートは、3本肢でも遠くまで草を食べに行くし、乾草めがけて斜面を駈けていくし・・
『エミはすごい』いつもみんなで話していました。
身体はまん丸、毛づやもピカピカで、放牧生活を楽しんでいてくれているようでした。
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新しい馬が入ってくると、大体他の馬に追い払われて群れに入ることができないのですが、エミレートは唯一、新入りが寄って来ても怒らない馬。(・・というか他の馬にあまり興味が無いようです)
だから新入りの馬はみんな、最初はエミレートを頼って、一緒に過ごしていました。
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今年6月。エミレートの蹄の空洞部分が広がり、一部は皮膚だけでつながっている状態になっていました。蹄骨がズレ、つなぎの角度も変わっていました。同じ頃から食欲変わらないのに、身体が少し細くなってきました。
もう時間の問題。スタッフにある程度の覚悟はできていました。

梅雨の間、エミレートは屋根付パドックで過ごしました。
「梅雨が開けてもこのまま屋根つきパドックで安静にするのがいいのではないか」という意見も、「エミレートらしく、放牧生活を満喫して最後を迎えさせてあげたい」という意見も・・私たちにも色々な想いがありました。
結局仕切ったエリア内で放牧を再開しました。

でも私たちにはもう一つ、期待を込めた想いがありました。
エミレートなら、蹄骨が抜けてしまったあとも、生きる道があるのではないか。
特殊なブーツを取り寄せて、装蹄師さんに相談をしていました。

そんな中、迎えた7月23日。
かねてから心配していた左前肢に力が入らなくなり、ほとんど立っていることができなくなってしまいました。
鹿児島大学の先生に診ていただきましたが『肢も痛そうだけれど、全身状態がよくない。馬にとってはかなりしんどい状況だろう』との判断でした。
駆けつけてくださった馬主さんとお話し、安楽死を決めました。

薬の投与は翌朝に決定しました。その日の晩は3時間おきにエミの身体の向きを変えました。
真っ暗の中、エミのところへ行くとブルブルと鳴いてくれました。人参をやればガツガツ食べます。
そんな馬を殺さなければならないなんて・・
何年も前からこの日が来ることは分かっていたのだけれど、やっぱり最後まで、何とかならないのかという気持ちは消えないままでした。
翌朝10時前に薬を投与。数分後、馬主さんとスタッフ全員が囲む中、エミは息を引き取りました。

エミレート、あなたの頑張りはずっと忘れません。あなたはとても強いサラブレッドでした。
4年間ありがとう。
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おくやみ申し上げます

養老牧場がどういう所かわかってはいても、つらいことが続きますね。ホーストラストの日に訪問させて頂いたとき、足をひきずりながら歩いていた馬がエミレートでした。一生懸命歩く姿に、生きる意欲を感じ、とても感動しました。 エミレートお疲れ様、がんばって生きたね。エミレートの馬主様、おくやみ申し上げます。最後まであきらめず面倒をみたあなたは、馬主の鑑だと思います。

エミちゃんありがとう

トラストに行くたびに、エミちゃんとサーちゃんとは一緒に連れだっていました。マイペースどうし、気があってるなあって思ってました。脚をかばいながらも頑張っているエミちゃんの姿は、私に勇気をくれました。
ゆっくり休んでくださいね、お疲れ様でした。

ご冥福をお祈りいたします。

ブログを読ませて頂きました。

涙が出てきてどうしようもありません。
エミレートくん、よく頑張ったね。強い馬だったんですね。

馬主さんやスタッフの皆さんのお気持ちを思うとあまりに辛い。お悔やみ申し上げます。

エミレートくんのご冥福を心よりお祈り致します。

ご冥福をお祈りいたします。

涙が止まりません。

エミレートくん、最後までとっても頑張ったんですね。

馬主さん、スタッフのみなさんのお気持ちを考えると、本当につらいです。
おくやみ申し上げます。

エミレートくん、天国で思いっきり走ってくださいね。

ご冥福をお祈りいたします。

悲しい知らせに思わず涙してしまいます。

生きるという事 命の強さを、いつも思い知らされます。
今の人間社会の愚かしさを、いつも思い知らされます。
私たちは、そういう大切なことを教えてくれる馬たちがそばにいて幸せなのかもしれません。
 
馬主さま、スタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした。
エミレートくん、ゆっくり休んでくださいね。

ご冥福をお祈りいたします

最近ホーストラストの事を知ってから、更新されるのを楽しみにしています。
馬たちが安心して余生を過ごす姿に本当に癒されています。
エミレート君の懸命にいきる姿に感動して涙がでました。天国の草原で放牧生活を満喫してほしいです。
スタッフさん、馬主さんお疲れ様でした。つらいでしょうが、これからも頑張ってください!

ご冥福をお祈り致します。

ブログ何時も拝見しています。
更新に間があくと 何かあったのでは なんて思ってしまいますが・・・
エミレート号 残念でしたね でも よく頑張りましたね
何時も見守って下さってるスタッフの皆さん
お疲れ様でした。
また ここまでエミレート号を支えてこられた馬主さんが
おられたからこそ のエミレート号の頑張りだったと思います。

馬たちは一円も稼げなくなったら当然のように捨てられ
過酷な状況が当たり前のようにあります。
ホーストラストに辿りつけた馬さんは幸せです。

当歳の頃 母馬や仲間たちと共に放牧地で過ごしたように
仕事を終えた これからは仲間達と共に ゆったりとした余生を
過ごして欲しいです。
スタッフの皆さん これからも宜しくお願いします。
応援しています。

エミレート君 4年間幸せでしたね…

エミレート君

オーナー様
ホーストラスト鹿児島のスタッフの皆様に
支えられながら… ホーストラスト鹿児島での4年間 とっても幸せでしたね…

右前肢の蹄の病気がありながら
ホーストラスト鹿児島での暮らしを… 放牧場を歩きまわって…精一杯楽しんできたのですね…

最後まで 一生懸命 頑張りましたね…

本当にお疲れ様でした…
エミレート君の生き方
立派です…どうか安らかに…

ホーストラスト鹿児島の仲間たちを…
天国から…
見守ってあげてくださいね…

エミレート君
ありがとう…

永遠の馬よ・・・

今見ました。
本当に泣いてしまいました。
こんな優しい馬が亡くなってしまってせつないです。
でも、エミ君は苦しんでしんでいかなくて、
大好きな人たちに囲まれて息をひきっとったのが、
唯一の救いだったと思います。


エミ君へ
ありがとう。
君のことは 一生忘れないよ。
天国へ旅立っても大切に育ててきた人たちのこと、
四年間一緒にいた仲間たちのことを絶対忘れないでね。

心からご冥福をお祈りします。
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