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ご報告

ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。
すでにご存じの方も多いと思いますが…

1月31日午後12時11分、功労馬のオースミロッチ号が蹄葉炎悪化のため馬主さんと我々スタッフが見守る中、息を引き取りました。27歳でした。
ロッチ13

ロッチは去年の11月下旬から左後肢をザセキ(固いものを踏むなどして蹄の内部が炎症を起こすこと)していました。
通常、ザセキをした場合には蹄の中に溜まった膿が外に出ることで痛みが引いていきます。
ロッチの場合はなかなか排膿する様子が見られませんでしたが、1月初めにようやく膿が出ました。
これで痛みが無くなるものと思っていたのですが、排膿後も痛みが引く様子は見られませんでした。
獣医さんや、装蹄師さんと相談をしながら治療をしてきましたが、一向に痛みが引く様子はなく原因が何なのか特定することも出来ずにいました。そこで、レントゲンを撮影したところ蹄葉炎を発症していることがわかりました。

蹄葉炎は、最悪の場合馬の命にかかわる病気です。
しかし、早期発見・早期治療で放牧生活ができるまでに回復する馬もいます(完全に治ることは無いそうです)。
実際、ホーストラストにはハギノリアルキングをはじめ蹄葉炎とうまく付き合って生活をしている馬が多くいます。
しかし、ロッチの蹄の状態はとても悪く、レントゲンを撮った時には蹄葉炎がかなり進行していたそうです。

1月30日の夜、それまで蹄が痛くても横になることが無かったロッチが横になってしまい自力で立ち上がることが困難になりました。
1度は立ち上がろうとしたものの人がサポートをしても立つことができず、その後はロッチ自身に立ち上がろうという意思が見られなかったため立たせることを断念しました。

頭のいいロッチのことだから、蹄葉炎だと知って私達の雰囲気が変わったことに気付いていたのかもしれません。



ロッチは1987年4月20日に北海道で生まれました。
競走成績は30戦8勝。京都記念、京都大章典という2つのGⅡレースを勝っていますが8勝全てが京都競馬場での勝利だったようです。
GⅠにも6度挑戦。勝つことはできませんでしたが1993年の宝塚記念では不良馬場の最内をピッタリ走るという戦法で3着に好走したそうで、このレースを思い出深いとあげているファンの方が多いように感じました。(実際、「オースミロッチ」で検索したところ関連キーワードに宝塚、宝塚記念、内ラチという言葉が出てきました)

引退後は九州で種牡馬入り。5年で17頭の産駒を残し引退しました。
種牡馬としては成功とは言えない成績でしたが、現在の馬主さんと出会い、たくさんの人の記憶に残る名馬としてこれまで余生を過ごしてきました。

ホーストラストにやって来たのは2008年10月です。
このブログを作成するにあたって、過去の定期連絡(毎月、馬主さんやスポンサーさんにお送りしている馬の近況報告)を読み返していたのですが「気が強い」という言葉が何度も出てきていました。
餌を取り合って他の馬と喧嘩をして怪我をしたり、新しく同じ放牧地に入ってきた馬と一緒に興奮して走り回って怪我をしたりとヤンチャだったエピソードもありました。
最近は歳を取ったせいかマイペースなイメージが強かったのですが、写真を見ていると仲良しショットがたくさんでてきました。

ロッチ11
ヒーローと。

ロッチ6
左から2頭目の横を向いているのがロッチ。

ロッチ7
暑い日には日陰で。(左端がロッチ)

ロッチ10
クレバーと。くっつきすぎです!

ロッチ3
シャリーフと。
シャリーフ「ねぇねぇ、ロッチさん...」
ロッチ「もぐもぐもぐ」
シャリーフ「ねぇってば~!」
ロッチ4
ロッチ「食事中にじゃまするな~!!」
シャリーフ「はい。すみません。」

ロッチ1
来たばかりのころ。顔付きが若いように感じます。

ロッチ2
食いしん坊で、青草をモリモリ食べています!

ロッチ15
気持ちよくお昼寝中。

ロッチは蹄が弱く、他の馬に比べて蹄の怪我が多い馬でした。
怪我をした時や季節の変わり目には痩せてしまうことも多かったです。
ですから何の問題もなく元気に過ごした時間のほうが、もしかしたら少なかったかもしれません。
そんな中でも、きっと楽しかったこともあったと思います。良い思い出をたくさん持って天国へ行ってくれていたらいいなと思っています。

ロッチを見送る際、馬主さんが「生まれ変わってもまた会おうね」と声をかけていました。こんなにも愛してくれる人がそばにいて幸せだったね、ロッチ。

私はロッチの独特の雰囲気が好きでした。
どこが好きなのか聞かれると、何と答えていいか困ってしまうのですが、本当に本当に可愛い子でした。
決して人懐っこいと言える馬ではなく、どちらかというとドライな対応をされることの方が多かったように記憶しています。だからこそ、ふとした時に見せる可愛い顔や仕草が余計に魅力的に見えたのかもしれません。

最後の数か月は痛くて苦しい思いもたくさんさせてしまいました。
なぜもっと早く気付いてあげられなかったのかと、何度も思いました。ごめんね。
約5年間、私達にたくさん大切なことを教えてくれてありがとう。
これからは天国から見守っていてください。


まめ

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スタッフの皆様、ロッチ君の為に手を尽くしてくださって、本当にありがとうございました。
また、人馬とも、たくさんの方々に支えていただきました。心から感謝しています。
最後の瞬間まで、大事にしてくださった事を忘れません。ありがとうございました。
 
また遊びに行きます(^_^)/
  

No title

昨秋ロッチに会いに行かせてもらいました。それなりに老いてる印象はありましたが、余生を楽しんでいるように見えました。会えて本当に嬉しかったです。残念ながら再会することは出来なくなりましたが、ロッチの姿は自分の心に中にずっと生き続けていくと思います。そして、スタッフの皆様ありがとうございました。ロッチも天国でメジロマックイーンと今度は馬体合わせて思う存分は走ってね。

No title

ロッチ君、今ごろ、天国で友だちと駆けまわっているでしょうか。
27年間、多くの人にかわいがられて過ごしてきたのですね。
一頭の馬の最後を思うとき、それまでどれだけ沢山の愛情が注がれただろうかと想像します。
ホーストラストで最期を迎えるということは、馬たちにとって最高のご褒美ですね。
ロッチ君、安らかに。
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