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ご報告

9月19日午前11時頃、スポンサーホースのランドベルガー号が亡くなりました。
ランド2

7月中旬頃に右前肢をザセキし、その後も右後肢、左前肢とザセキが続きました。
特に左前肢の痛みが強かったので、馬房に入れて痛み止めの薬を使用しましたが、痛みから立ち続けることが困難になりました。肢の負担を減らしながら立っていられるようにと8月16日から吊起帯の着用を始めました。
9月初めには蹄の調子が良くなり歩行訓練を始めましたが、ランド自身の歩こうとする意志が弱く、途中で座り込んでしまうことが何度もありました。

獣医師、装蹄師に診てもらったところ「蹄の状態は良くなっているが、過度に吊起帯にもたれたことで腰が悪くなっているかもしれない」とのことでした。
痛み止めを使用しましたが状態は良くならず、19日未明には吊起帯を付けても立っていることができなくなりました。


今回、ランドベルガーの安楽死の処置に至るまでは、私たちスタッフも判断や進むべき方向に悩んだり、考えさせられることがたくさんありました。

獣医さんや装蹄師さんにもう蹄の痛みはないだろうと診断されたにも関わらず、吊起帯に頼る時間が長くなってからは、どこまでサポートを続けるか、どこであきらめるか・・
葛藤が続きました。
元気に放牧地へ戻ってもらいたい。
安楽死は避けたいけれど、これは本当に彼のためなのか・・・

骨折のように予後が見えなかったこと。
同じく吊起帯を使って数か月サポートを続けたヒーローとショウナンボーイが、条件付きではあるけれど、放牧生活に戻ることが出来たこと。
そして何よりランドに食欲があったこと。
治療を始めてまだ一か月。蹄の痛みがないならば今後改善するかもしれない、という可能性を捨てきれませんでした。

吊起帯はあくまでも自力で立つ補助をする道具です。
馬が自身の力で立たず、全身の体重を吊起帯にかけ、もたれるようになってしまったら使用をやめるetc・・ホーストラストでは吊起帯の使用をやめるタイミングの規定を設けています。
その規定と照らし合わせても、ランドはギリギリの状態にありました。

自分たちが諦めれば、それは死を意味します。
諦めるのは簡単、サポートを続ける方が大変だと思っていたけれど、今回のランドのことでそうではないのだいうことを痛感しました。

 ※吊起帯を使用している馬と、ヒーロー、ショウナンボーイは、カメラなどを使って夜中も当番で監視を続けています。(ヒーローは昨年10月、ショウちゃんは今年1月から)

 また、肢や腰の悪い馬は、ふらついたりつまずいたりした時に自分の体重を支えきれず、予期せぬ場所に倒れてくることがあるため、移動や運動の際は常に危険が伴います。
 馬の下敷きになれば大怪我をしかねませんので、常に逃げ場を考えながらの非常に気を遣う作業ですが、壁と馬の間に挟まれたり、足が下敷きになったり、馬の勢いでふっ飛ばされたり・・・痛い思いをしたのは皆一度ではありません。

命の線引きをするのは大変な覚悟が要り、つらいことです。
“いつか治ってくれる”と信じてサポートを続ける方が、処置の決断をするよりも精神的にはずっと楽なのだと思います。

私達スタッフも色々な思いや考えを持って日々勉強です。
命と向き合うことは、難しい問題と直面することも多いですが、馬たちにとって最善を選択していくことが出来るよう、勉強し、経験を積んでいきたいと思います。

あき
                                   

ランドベルガーが鹿児島にやって来たのは去年の10月でした。
昼夜放牧への順応が早く、すぐに和田牧場を卒業したランド。
ランド1

移動した放牧地では牝馬を従え、すぐに群れのボス的な存在になりました。人に対しては従順なのに、馬に対してはとても強気な問題児、それがランドの最初の印象でした。
ランド&オーク
レジスタンスオークと。

(当時)トラスト最強だったスナークレイアースを同じ放牧地に送り込みましたが、レイと互角に渡り合うというツワモノでした。
しかし、レイに引き合わせたことが良かったのか、少しすると他の馬を攻撃することも無くなり、穏やかな馬になっていきました。
ランド3
群れの仲間と。
ランド5
放牧地でゴロゴロ。

ランド10
月汐と。
ランド8
5月に和田牧場へ移動してからは、月汐といつも一緒でした。

ランドは18年間乗馬クラブでお仕事をしていたそうです。
引退後も、お仕事をしていた乗馬クラブの会員さんが多くスポンサーとしてランドの生活を支援してくださっていました。
人参が大好き、腰のマッサージが好き、ブラシをかけてもらうのが好き、たくさんお友達つくって仲良く過ごしてほしい…そういう事が書いてあるスポンサー申込書を見るだけで、ランドはこんなにも愛されているんだなと感じることができました。
吊起帯を付け始めた時に、心配して会いに来てくださったスポンサーさんもいました。
たくさんの人に愛されているのを知っていたから、どうにか回復してほしいと思っていました。
このような結果になったことは残念ですが、ランドが私たちに教えてくれたことが無駄にならないように日々精進していきたいと思います。

ランド6
たくさんの人に愛されたランド。
そして、たくさんのことを教えてくれたあなたのことは忘れません。
天国から仲良しの馬たちのこと見守っていてね。
まめ


コメントの投稿

非公開コメント

No title

ランドベルガー号のことを愛し、大切に見守っていただき、ありがとうございました。
改めてランドベルガーは幸せな馬生だったんだと思いました。

No title

ランドベルガー君、ホーストラストに来てもう少しで1年だったのに、本当に残念だったね。たくさんの人に君は思い出を作ってくれたということがまめちゃんの言葉からつたわってきました。本当にお疲れ様!どうか安らかに。

ランドベルガー、ありがとう

今でも正直心の整理がつきません。ランドベルガーのいなくなったことに。そしてもっともっと元気で走り回っている時に会いに行けば良かった。
いつお別れになるかわからない。だからこれからは今まで以上に馬との時間を大切にしていきます。
最高の乗馬ライフをありがとう。へたれな私をよく乗せてくれたよね。マッサージの大好きな君をずっと忘れないからね。
そしてホーストラストの皆さん、ランドベルガーをありがとうございました。
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