梅雨らしく雨ばかりの霧島ですが、今は曇り空

雨は降っていません。
大隈半島の南、肝付町では大雨で大きな被害が出て、今朝は全国ニュースで放送されていました。
『毎日、鹿児島の天気予報をまず見るの

』
なんて言ってくださる馬主さんやスポンサーさんがたくさんいらしたので、大丈夫!のご報告です

霧島も雨が降り続き、じめじめ、蒸し蒸し、地面はゆるゆる・・不快な季節ですが、現在のところ雨の被害もなし、馬たちも元気に過ごしてくれています

昨日の朝の見回り時↓
霧の中の馬たちの姿も幻想的で素敵な光景です。

馬たちは・・
雨でぐんと伸びた瑞々しい草を食べるのに忙しそう

今は青草が一番美味しい季節です


見学に来てくださる方によく質問されるのが、『いきなり昼夜放牧で大丈夫?』というもの。
もう何年もこのブログを読んでくださっている方は”前も読んだわ”と思われるかもしれませんが、もう一度説明させていただきます。お付き合いくださいませ

トラストに来た馬はまず、出入り自由の厩舎のある放牧地に入ります。
ここで昼夜放牧、そして他の馬たちと群れで過ごす、という環境に慣れていってもらいます。
ここを卒業したら、事務所近くの放牧地に移動。
雨や雪の日は、馬着を着せたり脱がせたりしながらさらに身体を慣らしていきます。
その後も体調や順応の段階に合わせて移動。全部で6つの放牧地で馬を飼養管理しています。
そして毎朝、朝飼時に検温、ブラッシングなどの健康チェックをしています。
(体調不良、怪我などがあった場合は放牧地を移動し、治療をします。夕飼時も集牧します)

傷ができたり、皮膚病になったり、蹄鉄を外したばかりのやわらかい蹄で石などを踏んでザセキになったり・・様々な経験をしながら少しずつ順応していきます。
馬社会のルールやマナーも厳しいよう

最初は馬たちも勉強の日々ですね

このお尻だけで登場のマローネも、来た当初は少しの雨で震えるし、皮膚病で毛が抜けちゃうし、蹄は弱いし・・・でとても心配した一頭でした。
でも年々強くたくましくなって、今では梅雨でもこんなにキレイ

そうやって、強くなっていく姿を見ていくのも私達の楽しみの一つです

順応のスピードも馬によってまちまち。
(やはり、若い馬、そして中間種は順応が早いです。サラブレッドは時間がかかることが多く、高齢・蹄などに怪我や病気をしてきている馬は更に時間がかかります)

こんな青空の日が待ち遠しい!
育児休業が終わり、4月に職場復帰をした大野(あき)でした

我が家の怪獣も大きくなっています


マネージャーからのプレゼントの木馬でご機嫌