毎度のことながら新馬紹介が遅くなってすみません。
年が明け、少しづつ暖かくなってきたかなと思いきやまた寒くなってきました。
激しい気温差は体に堪えますが馬たちはみんな元気に過ごしています。
パレス号

兵庫県からやってきた22歳の女の子。
来た当初は他の馬に対してとにかく攻撃的で後ろを向いて何回も蹴ろうとしていました。
その話をパレスをよく知っている方にすると驚かれますが、新馬の多くがトラストに来る前と来た後で性格が違ったりします。
しばらくして落ち着き、群れの頭数が増えるごとに他の馬と仲良くなっていきました。
現在はリッカタテヤマやティアーモと仲が良くいつも一緒に過ごしています。

シーポラリス号

兵庫県からやってきた8歳の男の子。
とても気が強く元気いっぱいだったのですぐに別の放牧地に移動しました。
移動してからも元気に過ごしていたのですが、フレグモーネになってしまったので厩舎のある放牧地に戻って過ごしています。
現在はフレグモーネは治り、放牧地でのんびりと過ごしています。
馬にはさほど強くないのですが人には攻撃的な面を見せることも…。
手入れの時に耳を伏せて蹴ろうとしたり近くを通ると噛みつきにきたり。
本人は本気ではなさそうなのですが、毎回警戒してしまいます。
食欲旺盛なので飼いの時だけは都合よく甘えるようにいつもスタッフの後をついてきます。

リッカタテヤマ号

佐賀競馬場からやってきた5歳の男の子。
前膝に不安があるもののそれを感じさせないぐらい元気に過ごしています。
入厩当初は人が嫌いなようで繋ぎ場に繋ぐときに逃げてなかなか捕まらないし、手入れの時は耳を伏せて威嚇してきたりと大変でしたが今はとても大人しく落ち着いています。
それでも時折耳を伏せて威嚇してきますが…。
昼夜放牧にして以降パレスのことが大好きみたいで、いっつも一緒にいて離れようとしません。
最初の頃は何度もパレスに蹴られそうになっていましたがしつこくアプローチした結果今では大の仲良しです。


ハーモニィチトセチャン号

被災馬三頭の内の一頭です。
三頭の中では一番大人しく、厩舎のある放牧地で生活していた頃にはいつも他の馬から威嚇され群れの外に追いやられていましたが、次第に慣れていき群れでの生活に順応していきました。
三頭の中では冬毛がよく伸びていたので早々に別の放牧地へ移動させトラスト生活の長いベテランたちと一緒に生活しています。
寂しくないようにスウィングと一緒に移動させたので二頭で仲良く行動しており、どこに行くにも二頭一緒です。
比較的早い段階で群れに馴染むこともでき、他の馬たちに自己主張するようになりました。
蹄底が薄いので昼夜放牧での生活でザセキ等の蹄のケガが心配ですが、今のところ何事もなく過ごしています。


コッチャン号

被災馬三頭の内の一頭です。
三頭の中では一番気が強く、群れの中に入るなりすぐにボスになってしまいました。
とてもやんちゃで元気いっぱい過ぎて手を焼いています。
歯の噛みあわせが悪く昼夜放牧での生活に支障があるか心配でしたが、飼いも乾草も問題なく食べれています。
最近はトゥナンテに気に入られてしつこくつきまとわれていますが、押しに負けたらしく一緒に行動しています。
それでも飼いの時はトゥナンテを追い払って自分の分を確保しています。
現在は冬毛の伸びが悪いので厩舎のある放牧地で過ごしています。


エナコ号

被災馬三頭の内の一頭です。
三頭の中で一番食に対して貪欲で、いつも飼いの時間は繋ぎ場のあたりを徘徊して我先にと他の馬を追い払っています。
コッチャン同様気が強く普段は攻撃的ではないのですが飼いつけの時は馬が(人が)変わったように攻撃的になります。
入厩当初はコッチャンにベッタリでしたが現在は他の馬とも交流を持ち、群れで行動しています。
入厩以前は精神的に大変だったみたいですが、入厩して以降とても落ち着いており、三頭の中では総合的にみて一番昼夜放牧に適しているのではないかと思います。
現在は冬毛がまだ伸びてないので厩舎のある放牧地で過ごしています。


今回紹介した六頭以外にもまだまだ新馬たちはいますが、また次の機会に紹介したいと思います。
なるべく早く紹介できるように頑張りますが気長にお待ちください。
ケンケン
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